大丈夫?視野の狭まり

交通事故は、いつ私たちを襲うか分かりません。交通事故にあう人の割合を年代別にみていくと、65歳以上の方が断然多く、半数近くをしめています。なかでも歩行中に事故に巻き込まれるケースが非常に多いようです。その原因のひとつとして「視野の狭まり」が考えられます。

交通事故の原因は?

若者の視野は160度ですが、高齢者の視野は120度といわれていて視野が狭く、左右が見えにくくなります。実際に高齢者の方からは「左右の車が見えない」という声が多く聞かれますので、道路を横断する時は注意が必要です。また、車が左側通行のため、自分の右側から来る車にばかり気を取られ、左側が注意不足になってしまうのも事故につながる原因になります。

原因は脳の働きに

視野が狭くなる原因は、老化による脳の働きの低下です。目で見たものは網膜で情報に変換され脳に運ばれます。ですが、目から入る全ての情報を処理しようとすると、容量オーバーになってしまうので、脳は情報の必要度に応じて取捨選択しています。年を重ねると脳の処理能力は衰え、容量自体も減ってしまいます。そのため、目はなるべく狭い範囲の情報しか入れないようにします。これが、視野が狭くなる原因です。

おススメ!目のトレーニング

視力と脳は深い係わり合いがあります。視力が悪くなると、脳に情報が伝わらなくなり、脳は衰え認知症につながることも。いつまでも自分らしく生活を送るために、意識して目のトレーニングをしましょう。目を動かしたり、温めたりすることで目の細かい血管のめぐりが良くなり、目のすみずみまで栄養がいきわたります。視界がクリアになると脳の働きも活発に!