ストレートネックとは?

ストレートネックは別名「スマホ首」ともいわれています。ストレートネックとは、本来は前方へゆるやかにカーブしている首(頚椎)が真っ直ぐになった状態を言います。壁にかかとと背中をつけて立ち、後頭部が壁につかなければストレートネックの疑いがあります。

ストレートネックの体への影響

頭の重さは成人で5~6kgです。ストレートネックになると体重の約10%の重みが首のまわりに集中し、筋肉が疲労して首や肩、背中のダルさや痛みが引き起こされます。症状が長く続いたり悪化したりすると、首以外の不調の原因になる可能性があります。

不調はストレートネックが原因⁉

おもな症状
・首・肩の凝りや痛み・眼精疲労 ・頭痛・手のしびれ・めまい・吐き気
最初は筋肉の凝りや痛みだけだったものが、慢性化してしまうと頭痛や眼精疲労、めまい、手のしびれなどの症状が現れる場合もあります。悪化すると頚椎椎間板ヘルニアや頸部脊柱管狭窄症を併発することもあります。

ストレートネックの原因と対策

習慣化3つのコツ

スマホ・タブレット
最近では小学生からスマホやタブレットを使用する機会が増えていることから、大人から子どもまで幅広い世代で注意が必要といえます。スマホを見る時は、操作しない方の手を反対の脇に挟むと、スマホが顔の高さになるのでお勧めです。
パソコン
長時間のパソコン作業もストレートネックの原因です。パソコンはモニターアームやノートパソコンスタンド、昇降デスクなどを使って、目線よりやや低い位置にモニターが来るように調節するようにしましょう。
生活習慣
料理や掃除などの家事に集中しているときは、前傾姿勢になりやすいため注意が必要です。また、「高過ぎる枕」は使わないようにしましょう。自然なカーブをつくれる枕の高さは人によって異なりますが、細身な人であれば5cm程度、体格が標準の人は6cm程度、体格のよい人は8cm程度の高さを目安に調整しましょう。バスタオルを丸めて首にフィットさせるのもお勧め。

ストレートネック対策ストレッチ

各筋肉のストレッチを行うことでストレートネックが緩和され、首や肩の凝りや痛みの軽減につながります。ストレッチは15~30秒ゆっくり行い、ストレッチ中は呼吸を止めないようにしてください。

let’s try!ストレートネックストレッチ

1,猫背解消ストレッチ
1,腰幅で立ち両手を背中で組む
2,胸を開きながら、肘を伸ばして両手をできるだけ下ろす
3,肩が上がらないように両手をあげる
4,15~30秒キープ
ポイント:呼吸を止めないように行いましょう
2,巻き肩解消ストレッチ
1,両腕を上げ、片方の手でもう片方の肘を頭の後ろで抱える
2,身体を横に倒す
3,15~30秒キープ
4,反対側も同様に行う
ポイント:呼吸を止めないように行いましょう
3,首こり解消ストレッチ
1,左手で右側頭部に手を当てる
2,手の重みだけを利用してゆっくり横に倒す
3,15~30秒キープ
4,左手で右側頭部やや後方を押さえ、左斜め前に倒す
  右側のやや後方の筋肉もゆっくり伸ばす
ポイント:呼吸を止めないように行いましょう
4,タオルで簡単ストレッチ
1,両手でフェイスタオルの端を持つ
2,首の後ろの中央にタオルを当てる
3,頭を後ろに軽く倒し、両手を斜め上に持ち上げる(タオルは斜め上に、後頭部は後ろに引っ張るイメージ)
4,15~30秒キープ
5,倒した頭を戻し、アゴを引いて15~30秒キープ 
ポイント:呼吸を止めないように行いましょう
斜め下を見る姿勢は、首にかなりの負担がかかります。首には目や脳に通じる太い血管がありますので、首回りが凝り固まってしまうと、視力にも悪影響があります。お仕事や家事、勉強の合間にストレッチをして、首や肩回りをほぐしましょう。目の体操を一緒にすると、血流もアップして、かなりスッキリしますよ!  (看護師:矢崎)                                
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文責:看護師:矢崎真弓